Science as Method and Methodology for Problems on the Earth and Life

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研究会ポスター

Science as Method and Methodology for Problems on the Earth and Life

日程
2013年9月15日(日)〜17(火)
会場
名古屋大学 東山キャンパス(名古屋市千種区不老町)
環境総合館1階レクチャーホール (案内地図学内地図D2(2))
参加登録
9月8日(日)までに参加登録フォームから申し込み(参加登録費:3,000円)をお願い致します. 懇親会・食事・宿泊についてもご覧下さい.
また,16日夜軽食パーティーの際,レクチャーホール前ロビーにて開かれるポスターセッションのポスターも募集しております.希望される方は,参加登録フォームの「質問/Message」の欄にその旨ご記入ください.
運営委員長
中尾 央(総研大),丸山茂徳(東工大)
運営委員
戸田山和久(名大),野内 玲(名大),足立真訓(名大),上野ふき(中京大), 鈴木秀憲(名大),太田 陽(名大),那須洋介(名大),清水右郷(名大)
問い合わせ先
事務局 三原祐加 mihara.y at info.human.nagoya-u.ac.jp(at を @ に直してください)

研究会の趣旨

科学の進展にとって,方法の開発と方法論は極めて重要である.多くの科学者が従来の方法では解決困難な問題に対処するための方法を新たに開発し,その妥当性を方法論によって論じ,また多くの科学者がその方法を実際に使って問題を解決してきた.もちろん,この方法は解析・観察の方法などにとどまらない.いわゆる知的分業とその総合という構造もまた,科学が採用してきた問題解決方法の一つである.さらに,科学は対象を選ばない.物理現象,生命現象,さらには社会現象なども対象になる.科学はさまざまな対象を理解するための方法と方法論である,と言っても過言ではないかもしれない.

本研究会ではこうした科学の方法と方法論の最前線,歴史,哲学を扱う.地球や生命といった現象は,どのような方法によって理解できるのか.様々な分野における知的分業・総合の構造はどのような問題を生み出し,それを克服し,現在に至っているのか.また,科学と社会という問題を理解し,その狭間で生じる問題を解決するにはどのような方法を採ればよいのだろうか.方法と方法論を様々な角度・対象に関して考察することで,今後の科学の姿を考えることが,この研究会の目標である.

プログラム(2013年9月2日現在)

9月15日(日)

13:00〜13:15
開会
13:15〜17:30
Method and methodology of science 1
司会:丸山茂徳(東工大)
13:15〜14:15 戎崎俊一(理研)
Disaster-forced Evolution Model: Supernova, Carbonatite Volcanism, Genome Instability, and Mass Extinctions
14:15〜15:15 唐戸俊一郎(Yale大)
アブストラクト
Chemical composition and the origin of the Moon: A geophysical approach
15:30〜16:30 丸山茂徳(東工大)
アブストラクト
Birth place of life on the Hadean Earth: The role of primordial continent
16:30〜17:30 熊澤峰夫(名大)
Acoustic Frequency Comb by ACROSS: A potential method for accurate monitoring the time-development of physical states in the earthquake field: A review and preview
18:00〜
懇親会
於 ダイニングフォレスト(学内地図D1(3))

9月16日(月祝)

10:00〜12:00
Method and methodology of science 2
司会:吉田茂生(九大)
10:00〜11:00 圦本尚義(北大)
アブストラクト
Prediction of isotopic systematics of H, N and O between planets
11:00〜12:00 長谷川昭(東北大)
アブストラクト
Subduction zone dynamics: role of H2O in generation of earthquakes and magmas
12:00〜13:00
昼食(平成25年度 SPS総会)
13:00〜15:00
Method and methodology of science 2 (続)
13:00〜14:00 Dave Yuen(Minnesota 大)
アブストラクト
Potential Tsunami Scenarios in the Northeast Pacific from Stress Diffusion caused by the Tohoku-Oki Event in March 11, 2011
14:00〜15:00 牧野淳一郎(東工大)
アブストラクト
Exascale computers?
15:15〜17:45
History of synthesis of different disciplines
司会:吉田茂生(九大)
15:15〜16:00 中尾 央(総研大)
A twisted relation between development and evolution in the 20th century
16:00〜16:45 野内 玲(名大)
地球科学の変遷から見る学際研究の姿〜時代・社会の要請と学術的研究の関係〜
17:00〜17:45 長谷川真理子(総研大)
進化の考えと生物(および人間関連)学の融合、連携
18:00〜
ポスターセッション・軽食パーティー
於 レクチャーホール前ロビー(学内地図D2(2))

9月17日(火)

10:00〜13:15
Philosophy and science of risks
司会:中尾央(総研大)
10:00〜10:45 角松生史(神戸大)
アブストラクト
リスク管理の法的課題
10:45〜11:30 寿楽浩太(東京電機大)
アブストラクト
科学技術とリスクに関する社会的意思決定における役割と責任――原子力利用をめぐる諸問題と「専門家」をめぐって
11:45〜12:30 戸田山和久(名大)
「正しいリスクとその認知バイアス」という考え方そのものについて
12:30〜13:15 林衛(富山大)
原発震災はなぜ防げなかったのか――ネオリベ統制下の科学コミュニケーションの隘路
13:15〜13:30
閉会
13:30〜14:30
昼食休憩
14:30〜17:00
綜合討論(企画中)
具体的な課題の提案を事前に頂けたら幸いです

懇親会・食事・宿泊について

以下のオプションを希望される方は,参加登録フォームでお申し込み下さい.追加・変更については, メールで mihara.y at info.human.nagoya-u.ac.jp (事務局 三原)までご連絡ください.